書評「自分の会社をつくるということ」

ひさびさの書評。

トレンダーズの経沢香保子さんの本。

自分の会社をつくるということ
自分の会社をつくるということ経沢 香保子

おすすめ平均5つ星のうち3.5
5つ星のうち4.0受け止め方は人それぞれ
5つ星のうち5.0営業力は、血液であるとは・・・
5つ星のうち1.0まとまっていない感じ
5つ星のうち5.0売上1億円 年収3000万円
5つ星のうち1.0肝心なことが欠落...?


Amazonで詳しく見る

まずは目次から。

  1. 自分の会社を持ちましょう!
  2. 立ち上げの前にやるべきこと
  3. 会社を成功させるキーワード
  4. あなたのブランドで、オンリーワンになりましょう
  5. 社長の仕事って何でしょう?
  6. 売る人はあなたです
  7. 経営のマインドが重要です
  8. あなたの会社を知ってもらいましょう
  9. お金をかけずに営業しましょう
  10. 人事のエキスパートになりましょう
  11. 起業から最低三年はがんばりましょう
  12. 事業は生き物
  13. 女性起業塾について
  14. 人生と仕事。全体を充実させましょう

全体的に抽象論で終わっている間が否めないのが残念ですが、いくつか得るものがありました。

得るものがあったというより、再確認した部分ですが。

初期目標「年商一億円、社員三~四人、オンリーワンビジネス」

起業後の初期の目標として挙げられているものが、これ。

「年商一億円、社員三~四人、オンリーワンビジネス」。

そして、会社としての年商ではなくて、自分の取り分、つまり年収ベースでは最低でも一千万をクリアすることと述べられている。

これは、社長という立場上、資金繰りの面でも、最悪社長が会社にお金を充てる必要が出てくるケースがあるため、最低でもこれぐらいは確保したいとのこと。

起業前準備

会社で働いてるときは、自分のお客様は社長。

そのことを意識して、サラリーマンとしても飛び抜ける必要があると。

できれば、起業の段階で、お客様を得ておくとすごく安心感がでる。

そのために、以下の点を注意しながら常日頃行動しておく。

  • 人間関係を大切にする
  • どんな仕事でもしっかりと結果を出す

こうすることで、「個人」としての安心感を周囲に植えつける人物になることができると。

それが、顧客獲得につながっていきますよね。

経営を安定させるための5つのキーワード

  1. 事業ドメインを明確にする
  2. 事業として確立する
  3. リスクを分散し、顧客を創造し続ける
  4. 組織を構築する
  5. 社会に必要な存在となる

まずは事業の内容を選ぶこと。

「何を」事業にして、「誰に」「何を」売るのかを明確にする。

そして、事業として確立するために、「客観性を持たせる。論理的思考を持つ」ことがポイントに挙げられている。

中小企業の営業力

新規開拓営業は大企業に任せておく。

中小企業は新規が勝手にくるような仕組みをつくることに専念すべし。

そしてなによりも大事なのは、つきあったお客様を死ぬほど大事にすること。

結局、本当に営業力がある人は、「顧客フォロー術」がすごく上手い。

経営者脳を持つ

1つ目が「シンプルに考える」ということ。

2つ目は「主観と客観を逆転させ、見えているものの向こう側を読む」こと。

3つ目は「数値で考える」こと。

数値で考えることは、すなわち他人にも数値で説明できるということ。

あと、大事な要素として挙げられていたのが、「勝ちパターンを身体に染み込ませる」ということ。

つまり、たとえ少しずつでもいいので、とにかく勝ち続けること。

経営者=マネジメントをする人なので、「自我を抑える」ことと「忍耐力」は必要と。

書評「学者のウソ」

書評「学者のウソ」

学者のウソ [ソフトバンク新書]
学者のウソ [ソフトバンク新書]
ソフトバンク クリエイティブ 2007-02-16
売り上げランキング : 41546

おすすめ平均 star
star学者だけの問題ではなさそうです
star言論責任保障の仕組みは面白いと思います
star文系・理系をまたぐ「学者のウソ」。

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

まずは目次から。

  1. 第1章 学者のウソ(住基ネット論争のウソ
  2. ゆとり教育のウソ
  3. ダム論争のウソ
  4. 理系学者のウソ
  5. 文系学者のウソ
  6. ウソが生まれる背景)
  7. 第2章 本来の学問(自然科学の方法論
  8. 自然科学の困難
  9. 文系学問の困難
  10. ポストモダンの学問)
  11. 第3章 学歴エリート社会の罠(マスコミエリートの倫理破綻
  12. エリートによる「弱者ごっこ」論法
  13. 利己主義の暴走
  14. 既得権益としての学歴エリート
  15. 道具化する倫理)
  16. 第4章 ウソを見破る手立て(学歴エリートに騙されない方法
  17. 言論責任保証の試み
  18. 新たな技術が社会を変える)

学者がつくウソ。

もちろん、故意ではない、結果的に自己的に表出するウソもあるが、ここではもちろん故意につくウソを取り上げている。

つまり、学者の倫理観についての本。

なぜ、この本を手にとったかというと、経営者・個人事業主には高度な倫理観が要求されてしかるべきだと考えるから。

起業する前にも、いろんな経営者を見てきたが、当然汚い手を使う人間もいる。

と同時に、いざ起業する際、「やりたいこと」のリスト以外にも、「やりたくないこと・なりたくないこと」リストも作った。

そのときに挙げた1つが「倫理観を持つ」ことだった。

そうした視点で読めればけっこうおもしろいですよ。

Webネタのタグ

書評「アメリカの高校生が読んでいる起業の教科書」

書評「アメリカの高校生が読んでいる起業の教科書」

アメリカの高校生が読んでいる起業の教科書
アメリカの高校生が読んでいる起業の教科書
アスペクト 2009-02-27
売り上げランキング : 91551

おすすめ平均 star
starアメリカの高校生=お好み焼きなのか?
star経営のきほんが平易な文章で学べる本
star起業することについて、わかりやすく書かれていると思います

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

まずは目次から。

  1. はじめに 人生をゲームにして成功した若者
  2. 第1章 伝説の起業家たち ――エジソンが発明した「起業の成功法則」
  3. 希少性 Scarcity―エジソンは起業家だった!?
  4. 合理的な選択 Rational choices―最小のコストで最大のベネフィットを!
  5. 家計と企業のサイクル Consumer and Worker―家計は消費者であり労働者でもある
  6. 第2章 世界最初の株式会社「東インド会社」 ――会社はどんな仕組みで動いているのか?
  7. 株式会社 Company―コショウを求めて三千里
  8. 商品の価格はどう決まる? Market price―企業の目的は「利益の最大化」
  9. 均衡価格 Equilibrium price―値段は売り手と買い手の数で決まる
  10. 賃金 Pay―給料はどうやって決める?
  11. 効率的な市場配分 Resource allocation―価格が変わると、需要量・供給量も変わる
  12. 存続するシステム Going concern―会社は続くよ、どこまでも
  13. 第3章 はじめての起業―女子高校生マキさん(18歳)、起業家を目指す!
  14. 起業家という仕事 Establishment―アイデアをビジネスにする
  15. 成功するビジネスの秘訣 Marketing,Production mannagement,Management,Finance―最初に実行する4つのこと
  16. マーケティング Marketing―商品をどう売るか?
  17. 生産管理 Production management―作るべきか、仕入れるべきか
  18. 人材管理 Management―優秀な人材をいかに集めるか
  19. ファイナンス Finance―起業資金はどうやって集める?
  20. 商業金融 commercial credit―企業はお金を借りるのも仕事のうち
  21. 金利 The rate of interest―企業と中央銀行の密接な関係
  22. 第4章 上手な会社の育て方―経営を成功させるための基礎知識
  23. 限界分析 Marginal analysis―ギリギリ何人まで雇えるか
  24. キャッシュフロー Cash flow―お金は会社の血液です
  25. 生産性の向上 Productivity―損益分岐点が低いほど経営は楽になる
  26. イノベーション Innovation―問題を解決して成長するためにすべきこと
  27. 第5章 会社をもっと大きくする方法―決め手はお金の集め方と使い方
  28. 会計 Accounting―バランスシートと損益計算書の読み方
  29. フランチャイズ Franchise―ビジネスを一気に広げる方法
  30. 株式と社債 Stock and bond―成長企業の資金調達
  31. 政府と起業家

ある意味、経済学、経営学の教科書のような作り。

たしかに、高校生が相手なら、十分読み応えはありそうです。

ただし、「起業」についての知識が欲しいのであればこの本は適さないかもしれません。

どちらかというと、経営については学べます。

ただし、社会人が読むにはちょっと内容が薄すぎますね。

アメリカの高校生が読んでいる起業の教科書

Webネタのタグ

書評「鈴木敏文の「統計心理学」」と「朝令暮改の発想」

ひさびさの書評です。

鈴木敏文の「統計心理学」―「仮説」と「検証」で顧客のこころを掴む
鈴木敏文の「統計心理学」―「仮説」と「検証」で顧客のこころを掴む
プレジデント社 2002-10
売り上げランキング : 214616

おすすめ平均 star
star説得力あり!やることやっている人は成果が出せる。
star物事の本質を見抜く、仮説検証型のアプローチ
star優れた人はいるのですね。

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

まずは目次から。

  1. 第1章 鈴木敏文はどのように意思決定しているのか(「客観」と「直観」、二つの"カン"で発想する
  2. 鈴木敏文を見ている「もう一人の鈴木敏文」 ほか)
  3. 第2章 商売は「経済学」ではなく「心理学」で考えろ(顧客は「経済人」でなく「心で動く人間」である
  4. 顧客の心理を読む「琴線と金銭」の商い ほか)
  5. 第3章 半歩先を読む鈴木流「統計術」の極意を学ぶ(鈴木流経営学の原点は"隠れた大学院時代"にあった
  6. なぜ、「現場主義」ではなく「データ主義」なのか ほか)
  7. 第4章 鈴木流「場のつくり方」を学ぶ(徹底してダイレクト・コミュニケーションにこだわる
  8. 繰り返し伝えることにより基本を「血肉化」させる ほか)
  9. 第5章 現場の社員たちはどのように鈴木流経営学を実践しているか(社員のコミュニケーション能力を重視する
  10. 仮説・検証を店舗経営に活かす ほか)

ご存知、セブンアンドワイの代表取締役会長・CEO。

その鈴木敏文さんの名著です。

この本の背骨としてポイントを上げてみます。

  • メタ認知=自分自身をもう一人の自分の目で見つめる。
  • 過去の「常識」は現在の「非常識」。
  • データは予測のためには使わない。検証のために使う。
  • 「相対価値」ではなく、「絶対価値」を追求しよう。
  • デフレ時代に重要なのは「売上高」より「利益」である。
  • データを読む目として、「時間軸」も取り入れる。
  • 「なぜそうなのか」、「なにをすべきなのか」を問い続ける。
  • 「先行情報」と「経験情報」から仮説を立てる。

なぜ、この書籍をこのWeb屋としてのブログで取り上げているかと言うと、Webの運営にも、上記の点が利用できるからです。

そう、まさに、「アクセス解析」、「PPC広告運営」ですね。

結局、「データを取ること」、つまり統計局のようなことに意義を感じてしまい、本当の意味で、数字をマーケティングにいかせていないんじゃないかと。

その点、鈴木敏文さんの言葉は、「顧客の立場」=「ユーザーの立場」に立って、サイト設計することの大切さなどを痛感させられます。

「売り手の合理性」が必ずしも、「買い手の合理性」に一致しないケースがあるという指摘も、Webサイトの作り手とユーザーの思う使い勝手は全然別なのを思い出しますよね。

また、興味深い考え方に、「データは分母を変えて考えるとまたちがった側面が出る」という点。

例えば、同じ気温25度でも、夏の場合と冬の場合ではまったく違いますよね。

(このとき、分子は25度、分母は「夏」と「冬」で考えます。)

Webアクセス解析についてのテクニカルな本ばかり読むのではなく、こうしたビジネス書籍こそ、Webマスターが読むべきじゃないかと感じました。

以下、「朝令暮改の発想」もオススメです。

この「鈴木敏文の「統計心理学」」と内容が重複してるケースもありますが、大変役に立ちますよ。

朝令暮改の発想―仕事の壁を突破する95の直言
朝令暮改の発想―仕事の壁を突破する95の直言
新潮社 2008-01
売り上げランキング : 75254

おすすめ平均 star
star常識のウソを見抜く
star「あのコンビニ」の弁当が美味しい理由
starすべての会社員におすすめ

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

書評「ひとり仕事術~時間管理偏」

書評「ひとり仕事術~時間管理偏」

ひとり仕事術 時間管理編―時間とうまくつきあうための七色法則
ひとり仕事術 時間管理編―時間とうまくつきあうための七色法則
バジリコ 2007-04
売り上げランキング : 307852

おすすめ平均 star
star他人はどうしているのかしら?
star切れ味の甘さに限りなく癒されます...
star元リクならでは

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

ひとり仕事、いわゆるフリーランス・個人事業主・SOHOと呼ばれる人向けの本です。

この本ではそうしたフリーランスの時間管理についてフォーカスした本になっています。

まずは目次。

  1. プロローグ ひとり仕事は「スローワーク」―時間とうまくつきあうための七色法則
  2. 1 ひとり仕事人の1日(何時間働きますか?
  3. 夢中になれる時間
  4. 気分を切り替える ほか)
  5. 2 ひとり仕事人の1週間(インプットとアウトプット
  6. いろいろな仕事時間
  7. 仕事のリズムについて ほか)
  8. 3 ひとり仕事人の1年間(年間計画をたてる
  9. ひとり仕事歳時記
  10. 常に先を読む ほか)

もともとフリーランスという道を選んでいるヒトなので、他人のやり方、視線などはそれほど意識していないヒトが多いと思います。

でも、逆にフリーランス最大の弱点は一人でいることが多いので、仕事の進め方、参考となるヒト=会社でいうところの『先輩』という生きた教材と接する機械が極端に少なく、本来効率良くやれることが延々と非効率のままとなっているケースもあると思います。

そうした点を解決するのが本書です。

著者がフリーランスの方にアンケートのようなことを行い、「まわりのフリーランスのヒトはどのように時間管理をしているのか」がわかります。 もちろん、すべて他人のやり方を真似る必要もないです。

ただ、情報として参考になるケースは多いと思います。

特に、私のようにスタートアップ直前、直後のヒトには。

Webネタのタグ

1  2  3  4  5  6

doubleside-webについて

doubleside-web

神本哲哉(tkamimoto)

東京で活動するSOHOのWeb制作者です。

企画・ディレクション・マークアップ・SEOまで幅広く対応します。

最近の記事(Recent Article)

カテゴリ(Categories)

月別アーカイブ(Archive)

ブログ内検索(Search)

関連リンク(Link)

その他ブログパーツなど(Others)

あわせて読みたいブログパーツ