ひさびさの書評です。
| 鈴木敏文の「統計心理学」―「仮説」と「検証」で顧客のこころを掴む | |
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まずは目次から。
- 第1章 鈴木敏文はどのように意思決定しているのか(「客観」と「直観」、二つの"カン"で発想する
- 鈴木敏文を見ている「もう一人の鈴木敏文」 ほか)
- 第2章 商売は「経済学」ではなく「心理学」で考えろ(顧客は「経済人」でなく「心で動く人間」である
- 顧客の心理を読む「琴線と金銭」の商い ほか)
- 第3章 半歩先を読む鈴木流「統計術」の極意を学ぶ(鈴木流経営学の原点は"隠れた大学院時代"にあった
- なぜ、「現場主義」ではなく「データ主義」なのか ほか)
- 第4章 鈴木流「場のつくり方」を学ぶ(徹底してダイレクト・コミュニケーションにこだわる
- 繰り返し伝えることにより基本を「血肉化」させる ほか)
- 第5章 現場の社員たちはどのように鈴木流経営学を実践しているか(社員のコミュニケーション能力を重視する
- 仮説・検証を店舗経営に活かす ほか)
ご存知、セブンアンドワイの代表取締役会長・CEO。
その鈴木敏文さんの名著です。
この本の背骨としてポイントを上げてみます。
- メタ認知=自分自身をもう一人の自分の目で見つめる。
- 過去の「常識」は現在の「非常識」。
- データは予測のためには使わない。検証のために使う。
- 「相対価値」ではなく、「絶対価値」を追求しよう。
- デフレ時代に重要なのは「売上高」より「利益」である。
- データを読む目として、「時間軸」も取り入れる。
- 「なぜそうなのか」、「なにをすべきなのか」を問い続ける。
- 「先行情報」と「経験情報」から仮説を立てる。
なぜ、この書籍をこのWeb屋としてのブログで取り上げているかと言うと、Webの運営にも、上記の点が利用できるからです。
そう、まさに、「アクセス解析」、「PPC広告運営」ですね。
結局、「データを取ること」、つまり統計局のようなことに意義を感じてしまい、本当の意味で、数字をマーケティングにいかせていないんじゃないかと。
その点、鈴木敏文さんの言葉は、「顧客の立場」=「ユーザーの立場」に立って、サイト設計することの大切さなどを痛感させられます。
「売り手の合理性」が必ずしも、「買い手の合理性」に一致しないケースがあるという指摘も、Webサイトの作り手とユーザーの思う使い勝手は全然別なのを思い出しますよね。
また、興味深い考え方に、「データは分母を変えて考えるとまたちがった側面が出る」という点。
例えば、同じ気温25度でも、夏の場合と冬の場合ではまったく違いますよね。
(このとき、分子は25度、分母は「夏」と「冬」で考えます。)
Webアクセス解析についてのテクニカルな本ばかり読むのではなく、こうしたビジネス書籍こそ、Webマスターが読むべきじゃないかと感じました。
以下、「朝令暮改の発想」もオススメです。
この「鈴木敏文の「統計心理学」」と内容が重複してるケースもありますが、大変役に立ちますよ。
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優れた人はいるのですね。