書評「起業ってこうなんだ!どっとこむ」

起業ってこうなんだ!どっとこむ
起業ってこうなんだ!どっとこむ
NTT出版 2006-01-23
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まずは目次から。

  1. 1 ITビジネスってこうなんだ!どっとこむ(ネット広告代理店―電通や博報堂にどうして勝てるのか?
  2. ブログ―何がそんなにすごいのか? ほか)
  3. 2 起業ってこうなんだ!どっとこむ(成功する経営者―いかなるイノベーションをしたか?
  4. 逆境の乗りこえ方―したたかに打たれ強く生きろ
  5. 責任と覚悟―あたりまえのこと ほか)
  6. 3 経営ってこうなんだ!どっとこむ(買収―向いている会社、向いていない会社
  7. 上場―すべき?非上場がいい?
  8. 人材と育成―経営者を社内で育てる! ほか)

リアルな起業家と学者の対談形式。

起業経験のない机上の学者(米倉教授)とリアルな起業家(サイバーエージェントの藤田晋社長)の対談。

「学者が起業を語っても...」という空気と、起業経験のある経営者の言うことの「凄味」が行間からも垣間見えるという書籍。

そして、経営学というものがリアルには必ずしも役に立たないということをより如実に表すという内容でもあります。

藤田さんは理論を外して、端的にいってしまうあたりも学者と違うなという感じです。

学者だと新規ビジネスの成功法則などをいくつか挙げていきそうですが、藤田さんの場合、「頑張った人が世界の歴史をつくった」と端的です。(逆にそれをいったらおしまいでは...という感じもしますがw)

「頑張ったやつ、新しく始めたやつが偉いんですよ」と。

あとは、事業を継続していく上で、『フォロワーは状況を見て「ないところ」を探せ。探し当てたら骨身を惜しまずに動け!』なども、ネットビジネスも10年がたち、ある程度の強弱がハッキリしてきた今、新しくネット業界で事業を始める上では、どうしても最初はフォロワーにならざるをえないことを考えると至言と思います。

webサイト制作などで追随しつつ、なにか違う「ないところ」を常に模索する力は求められているのでしょうね。