ポール・グレアムが書いた起業についてのエッセイ。

青木靖さんの訳。「スタートアップを殺す18の誤り

挙げられている18項目を列挙してみます。

  1. 創業者が1人
  2. 立地のまずさ
  3. 小さなニッチ
  4. 模倣したアイデア
  5. 頑固さ
  6. まずいプログラマを雇う
  7. 不適切なプラットフォームの選択
  8. 遅すぎるローンチ
  9. 早すぎるローンチ
  10. はっきりしたユーザ像を念頭に置いていない
  11. あまりに少ない資金しか調達しない
  12. 資金を使いすぎる
  13. 資金を獲得しすぎること
  14. 投資家の管理のまずさ
  15. 収益(の期待)のためにユーザを犠牲にする
  16. 手を汚したがらない
  17. 創業者間の争い
  18. 生半可な努力

アタマの片隅に入れて置きたい文章を詳細に見てみます。

3. 小さなニッチ

あなたが何かいいものを作るなら、競合を持つことになるだろう。それに向き合うことだ。競合を避けられる唯一の方法は、いいアイデアを避けるということだ。

もちろん、ブルー・オーシャン戦略でいう「ブルーオーシャン」を探し開拓するのは大事だけど、それはそのうち「レッドオーシャン」に変わる市場でないといけない。

永久に「ブルーオーシャン」であるほどニッチである(=誰も参入してこない)ならば、需要がそれほどなくビジネスチャンスがないと多くのヒトが思っているのに等しいですからね。

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4. 模倣したアイデア

成功したスタートアップの元をたどってみれば、他のスタートアップの模倣で始めたものはほとんどない。

もちろん、模倣からヒントを得るんですが、対象が1つではなくて、記憶の複合をさせることでアイデアに昇華させるのがポイントですよね。

おちまさとさんも、「元ネタの出所がわからない企画がいい企画」とおっしゃってたような気がします。

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8. 遅すぎるローンチ

ローンチすべきもうひとつの理由は、ユーザにアイデアをぶつけるというのが、そのアイデアを本当に理解できる唯一の方法だからだ。

パッケージソフトではなくて、webサービスであればなおさら。

webは永遠のベータ版。

10. はっきりしたユーザ像を念頭に置いていない

問題をいかに良く理解しているかに比例して富は得られるものであり、そして人が一番良く理解している問題というのは、自分自身の問題なのだ。

「困っていることを解決すること」が、それすなわちビジネスチャンスなんですが、やっぱり自分の中にものさしを持てる事柄をビジネスの対象とすることが一番理想ですよね。

12. 資金を使いすぎる

当面はあくまでもフリーランスでいく予定であまり関係はないですが、下記は深い言葉だと思います。

私たちは採用についての一般的な提案が3つある。(a) 避けられる限りは採用しない。 (b) サラリーよりは株式で払う。金を節約するためだけでなく、株式を好む献身的タイプの人を集められる。(c) コードを書く人か、外へ出て行ってユーザを獲得する人だけを雇う。最初必要となるのはその人たちだけだ。

人材の採用は難しいです。

特に日本のベンチャー環境だとなおさら言えるような気がしますね。

15. 収益(の期待)のためにユーザを犠牲にする

人々が欲しがるものを作るのは、それを金にするのにくらべて遥かに難しい。ビジネスモデルは後回しにしておくことだ。

フリーミアムと呼ばれる無料経済の現在、これは特に重要。

まずはユーザー・トラフィックを集めることが先決。

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16. 手を汚したがらない

スタートアップを始めたいなら、ハックしているだけというわけにはいかないという事実に目を向ける必要がある。少なくとも1人のハッカーが、ビジネス関係のことをするのに時間をさく必要がある。

営業系の人材と開発系の人材のタッグがスタートアップだと一番強いのかもと思わされる項目ですね。

18. 生半可な努力

当然といえば当然ですが、この項目はフリーランス・SOHOであればなおさら意識してキープする必要がありますね。

その点、twitterがその役割を少しは担っているのかもしれません。